上手く行っている投資家なら、みんなが知っている。『複利で運用』する考えかたとは?

堅実な投資家なら当たり前、『複利で運用する』という話。

資産運用・資産形成を始めるにあたって、一番最初に学ぶことと言えば、『複利』ではないでしょうか。

上手く行っている投資家なら、全員知っている『複利』という考え方。


利息の考え方には、『複利』と『単利』があります。

『単利』とは、当初の元本に利率をかけて利息を計算し、翌年もよく翌年も、やはり同じ元本に利率をかけて計算するというものです。

対して『複利』とは、当初の元本に利率をかけて利息を計算するまでは『単利』と同じですが、翌年以降は、当初の元本に利息を加えて利率をかけていきます。

グラフで言えば、単利はまっすぐのグラフで上昇していきますが、複利は曲線のグラフで加速しながら上昇していく感じになります。

ズバリ言えば、時間をかければかけただけ、複利の方が資産が増加していくスピードが速いという事です。


「複利で運用するべき。」ところが資産運用の実践では、複利の感覚はわかりにくい。

複利で運用すれば、資産形成が早まるというのは、簡単な算数で理解できる単純な話です。

単純でわかりやすく、その効果も大きいために、多くの有識者が『複利運用』を推奨しています。


しかし、資産運用の実践の現場では『複利で運用している』という感覚は、なかなかわかりにくい。というのも、資産運用で投資をするほとんどの資産に、価格変動というリスクが付いてくるからです。

価格変動リスクが大きすぎて、『複利運用』を実感することが出来ないわけです。

複利で運用しても、それが数%ぐらいの効果なのでは、数日間の価格変動で打ち消されてしまう。

数年間複利で運用して、資産が倍になったとしても、十数年に一度来る大きな市場のショックで、資産の評価額が半分になってしまえば、これまた複利運用の効果は打ち消される。

このように、複利運用が大切だという話は理解できなくもないが、実践の投資の現場では『複利』などと言っていられないほどの価格変動リスクにさらされることになります。


複利で運用しようと考えるより、「長期投資で運用していたら、結局複利だったのかな?」というのが現場での感覚。

「複利で運用したほうがいい。」という事は、どう考えても明らかです。

しかし、投資の現場で複利の効果を実感できるようになるためには、長い時間がかかります。


そもそも、複利というのは1年や2年で効果が出るものではありません。実感として感じるようになるまでには、10年以上の時間がかかります。

そのため、複利で運用しようと思いすぎると、価格変動リスクによって、かえって心が挫折することにもなりかねません。

だいたい、よく見かける複利の曲線のように資産が増えていく、なんてことはまずありません。


複利での運用を実感する時というは、「世界を揺るがす大きな市場ショックが、たとえ今すぐ来たとしても、二度と元本を割ることはないだろう。」と思えるようになるほど資産が増えた時だと思います。

その時になって、やっと配当や分配金、売却益などを引き出さずに、再投資に回してきてよかったと思うものです。

なぜなら、二度と元本を割ることはないだろうと思っているってことは、今ある資産から生まれる収益は、すべて利益ということになるわけですから。その利益を引き出そうが、使おうが、ハイリスクの投資に回そうが、好きに利用しても、元本に対して二度と損失を負うことはないってことです。


「長期投資をしていたら、なんとか資産を増やすことが出来た。これは複利の効果があったのかもしれない。」

複利運用の効果を実感するというのは、こんなものだと思っています。

複利運用ありきではなく、長期投資をした結果、複利の効果があったのかもしれない程度の感覚しかないという事です。


資産を増やした投資家は、複利の効果をおすすめする。

本人が、複利を意識し続けて資産を増やしたのかどうかわからないけれど。振り返ってみれば、そこには複利の効果があった。

だから人に投資や資産運用をすすめるときには、『複利』を考えることをおすすめする。


投資の話をすると、FPや投資アドバイザーが「複利で運用しましょう」と言ってくる。

でも、そこにはちょっとした誤解があると思っている。

「複利で運用しよう」というのは当然なのだけど、運用している時期に「複利、複利」と無理に意識しなくたっていい。

要は、利益を蓄えるように、投資金額を増やすことを考えてさえいればいいのだと思う。

「もっと大きな金額を投資したい。」この意識が、自然と利益を再投資に回す方向につながり、後で振り返った時に、「複利で運用出来てのかも?」と感じる程度のものだと思う。


複利で運用するのは大切だけど、無理に意識する必要はない。

複利で運用しようと、複利のグラフをイメージしながら投資をしたって、グラフのようにはうまくいかない。

だから、無理に複利をイメージしなくたっていい。


複利のグラフをイメージして投資をしていて、結局価格変動リスクによって大きなドローダウン(損失)を経験してしまったら、ただ気持ちが落ち込むだけです。

価格変動によって、複利の効果は打ち消される。少なくとも、どんな経済ショックが来ても二度と元本を毀損しないという自信が持てるようになるまでは。


投資で大きな収益を得るために必要な事は、どれだけ大きな金額を投資できるのかです。

つまり、利益は投資に回しできるだけ投資額を増やしていく。投資額を増やせば増やすほど、利益も大きく育っていく。

「投資額を増やす」すべてはこれだけ意識していればいいのだと思います。


貯金も、節約も、再投資も、すべては『投資額を増やす』という目的のため。

そして投資額を増やせば、おのずと利益も増えていく。

損失がでたって、貯金や節約、再投資などによって、その損失を上回るぐらい投資をして、投資額が減らないようにすればいい。

そこには、下手な数式なんて持ち込まなくたっていいほど、シンプルなものの考え方あるものです。

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